冠婚葬祭マナー
冠婚葬祭マナー
お祝いを贈る時
お祝いの品を贈る場合は、挙式・披露宴の招待を受けてから挙式の1週間前までに贈ります。
紅白もしくは金銀の水引を結びきりで、表書きは「寿」や「御結婚御祝」とします。
その際は品物のみでなく、お祝いの言葉を書いた送り状を添えて贈りましょう。
お返しをする時
披露宴に招待した人へのお返しは、招待がお返しにあたるので基本的に不要です。
ただ結婚祝いをいただきながら招待できなかった人には、挙式後1ヶ月以内を目安に報告を兼ねて内祝いとしてお返しを贈ります。
紅白十本結び切りののし紙で、表書きは「内祝」「結婚内祝」とし、その下に夫婦連名か新しい姓のみを書きます。お店から直接配送してもらう場合は、カードを添えるか別便で礼状を出します。
お世話になった人には、直接手渡しするようにしたいものです。
お祝いを贈る時
出産祝いを贈る時期は、産婦が退院して落ち着いた頃に贈るのが一般的。産後1ヶ月頃に贈ります。
お祝いの金品を贈る場合は、「御出産御祝」「祝御出産」とし、紅白蝶結びの祝儀袋に入れて渡すのが基本です。
品物を贈る場合も同様で、のし紙を付けて贈ると丁寧です。
お店から直接配送してもらう場合は、メッセージを添えるとさらに喜ばれます。
お返しをする時
出産祝いをいただいたら、お宮参りの頃、産後1ヶ月を目安としてお返しを贈ります。
品物を贈る場合、紅白蝶結びののし紙で、表書きは「内祝」とし、その下にお披露目の意味を込めて誕生した子どもの名前を、ふりがなをつけて入れるのが一般的です。
お祝いを贈る時
お祝いは、入園や入学が決まったらなるべく早く、遅くとも入園・入学式の2~3週間前に贈ります。
品物を贈る場合、紅白蝶結びののし紙で、表書きは「御祝」や「祝御入学」とします。
新しい世界に巣立つ子どもを祝い、家族で祝い膳を囲んだり、祖父母などの親しい方たちを招いてお祝いパーティーを催しても良いでしょう。
お返しをする時
入園・入学のお祝いのお返しは特に必要ありませんが、必ず電話や手紙でお礼を述べます。
基本的には、子ども自身からのお礼を手紙か電話でするようにしましょう。
もし、お返しの品を贈る場合は、紅白蝶結びののし紙で、表書きは「内祝」とし、その下に子どもの名前を入れます。お祝いをいただいた3週間~1ヶ月後までに届くようにしましょう。
お返しをする時
病気が完全に治り、退院または床あげをしてからなるべく早い時期(できれば10日以内)に届くように準備しましょう。
“二度と繰り返したくない”という意味から、紅白結び切りののし紙で、表書きは「快気内祝」とし、お礼状を添えると良いでしょう。
なお、快気祝いは必ずしなければならないということはありません。退院しても静養中などの場合は、感謝の気持ちを込めて礼状だけでもいいのです。
お祝いを贈る時
新築祝いや引越祝いは、なるべく早めに渡すのが良いとされています。
新築なら新居の完成後2週間~3週間以内に贈るのが理想。
また新居披露に招待された場合は、その時に持参するのがいいでしょう。
お返しをする時
新居披露に招待すれば、それが新築祝いのお返しになりますが、品物を贈る場合、紅白蝶結びののし紙で、表書きを「新築内祝」または「内祝」とし、その下に名字や世帯主の名前を入れます。
お祝いをいただいて1ヶ月以内に届けるのが一般的です。
お祝いを贈る時
お中元は、半年間の感謝の気持ちを込めて、お世話になった方々へ贈ります。
お中元を贈る時期は、関東は7月1日~7月15日、関西は7月中旬~8月15日の間に届くように贈ります。
一般的には、7月20日頃から表書きを「暑中御見舞」として贈るようにします。
さらに、立秋(8月8日頃)を過ぎてしまった場合は、「残暑御見舞」として贈ります。
お返しをする時
お中元をいただいた場合のお返しは原則として必要ありませんが、必ずお礼状は送るようにします。
品物が届いたら3日以内には出すのがマナーです。
お返しをする場合は、贈られた品物と同程度の金額のものである必要はありません。
お祝いを贈る時
お歳暮は、一年の感謝の気持ちを込めて、お世話になった方々へ贈ります。
お歳暮を贈る時期は、12月1日~12月末に贈るのが一般的。年内に贈れなかった場合は、「御年賀」として新年になってから松の内(1月7日まで)に届くようにします。
さらに、松の内に贈れない場合は、その後、立春(2月4日頃)までの間に「寒中御見舞」として贈ります。
お返しをする時
お歳暮をいただいた場合のお返しは原則として必要ありませんが、必ずお礼状は送るようにします。
品物が届いたら3日以内には出すのがマナーです。
お返しをする場合は、贈られた品物と同程度の金額のものである必要はありません。